毎晩のように夢を見る
眠りが浅いのかもしれないけれど
私にとってはいつものこと
そしてもう夢でしか逢えない人もいる
だからそんなに悪いものでもない
でも逢いたい人ほど
なかなか夢には出てこない
今朝、亡くなった夫に逢って目覚めた
「久しぶりだね」って心の中で伝えた
夢に出てきても苦しくなくなったのは
いつからだろう
目覚める度に
あゝやっぱり生きてないんだ
と現実を突きつけられ
あんなに涙し、苦しんでいたのに
そんな過去の日が少し懐かしい
時間がそうさせたのかもしれないし
周りの人のおかげかもしれない
色んなことが自分自身を変えている
どんなに悔やんでも
生きて帰って来るわけもないのに
悲しみに囚われ自分で自分を苦しめていた
過去は忘れることはできない
変えることもできない
だったら未来を見よう
そう思い始めてから
彼の死も現実も
受け止められるようになった気がする
次に逢えるのはいつだろう
気長に待ってみようと思う