今日は夫の命日です。
亡くなって丸六年の七回忌です。
誰にも会いたくないので、これまでも毎年命日はひとりで過ごしていましたが、今年もそうなりました。
七回忌の法要を夫の実家で執り行う予定でしたが、県を跨ぐことを控える為、集まりは近くに住む者たちだけでとなりました。
陽が落ちる少し前に、いつもの海に行きました。
お気に入りの詩集を手にして。
かなり寒かったです。
そんな中で詩集を読み始めました。
涙が止まりませんでした。
泣いてしまうとわかっていて持って行ったのですが、想像以上に泣いてしまい嗚咽が止まりませんでした。
ひとしきり泣いた後、何だか頭がクリアになりました。
ー こんな風に泣きたかったんだ
ー 感情に蓋をしていたのかもしれない
そう気付きました。
ここ数日のよくわからない息苦しさが消えたのも、この日を迎えることがいかに苦しいものなのかを、心が無意識に自覚していたからなのかもしれません。
勿論これまでも折に触れ涙する日はありました。
しかし今日みたいに感情を露わにして泣くことは、ここ数年なかったように思います。
他人から見ればただの一日なのかもしれませんが、私にはありふれた一日ではありませんでした。
まもなく今日は終わります。
私にとって明日からは気持ち新たにする一年の始まりです。