今日感じたコトを気ままに

日々感じた事を、気まぐれに書いていきます。

制限

友人のお父様が亡くなった。享年85歳。

今日はその葬儀に参列。

友人、仮にK子さんと呼ばせてもらうが、K子さんは私が一番辛い時期に支えになってくれた人。

故人であるお父様とは面識はないが、やはり大切な人のご家族が亡くなったからには参列しない訳にはいかない。

K子さんは元より、K子さんの二人の妹さん達や娘さんとも普段から仲良くしてもらい、お世話にもなっているからなおのこと。

どれだけK子さん家族と関わり、助けてもらっているかを改めて実感している。

コロナ禍の影響なのか、割と短めに葬儀が終わった気がしている。

まさかお経を短めにしている?そんなことはないのだろうけど、弔電を一部省略しているのかもしれないし、香典を出した人の名前の読み上げもなかったので、少しずつ何かを簡略化しているのだと思う。

葬儀を終え、家族は棺と共に斎場に向かう。

しかし、なかなか霊柩車が葬儀場から出ない。

何か問題が発生したようだった。

周囲や葬儀場スタッフから漏れ聞こえてくる話を聞くと、どうやら斎場に入れる人数に20人までと制限があるらしく、しかし実際向かおうとしている人が21人になっているとのこと。

斎場は本当にごく近い人たちや、普段から密接に関わっている人たちだけが行く場。私はそう認識している。

コロナ禍が影響しての人数制限なのか、そうでないのかわからないけど、親戚だからといって全ての人が行くわけではない。

逆に、血縁関係もなく縁戚でもないけど、普段から親しくしている友人であれば行くこともある。

私の夫の時は特に制限はなかったが、斎場に行ったのは夫側の両親・姉家族・兄家族、親友一人、私と私の両親だけだったように思う(悲しみ真っ只中だったので正確ではないかもしれないけど)。

私の弟家族や妹家族は斎場までは行かなかった。

最後の、本当に最後のお別れをする場所だから、近い人たちだけしか参加しないのだと思っている。

言い方に問題があるかもしれないけど、通夜葬儀は外向けの儀式。斎場は内向けの儀式で、外の人には話さないことも話したり、人目を気にせず泣けるんだと思う。

で、前述の人数オーバーの話に戻すと、結局ひと組のご夫婦が斎場行きを辞退して解決した。

聞くと、そのご夫婦は、故人の孫のお嫁さんの両親とのこと。親族とは言え、血縁ですらなく縁戚。書いていても訳がわからなくなるくらい故人とは遠い。

そりゃそうですよね。。と、私がその立場ならそもそも行かないと思う。畏れ多い気がするし、誘われても遠慮してしまうかもしれない。

 

ラクションを合図に霊柩車は斎場に向かった。

始まりはどんよりした曇り空だった葬儀も、見送った後は雲が切れ、青い空が見え始めていた。

黙祷。

f:id:akiko-u:20220722182456j:image