先週末、夫のお墓参りへと氷見まで行って来ました。
本当はお盆か、月命日でもある九月のお彼岸にでもと考えていたのですが、コロナの感染者が増加中だったり、ワクチンを打った私の体調不良も続いていたので、タイミングを逃していました。
隣県ではありますが、片道二時間はみないといけないので「ちょっと行きます」とはいきません。
体調が良くて、天気も良くて。などと考えているうちに時間が経っていました。
当日はとてもいいお天気で、お墓参り後に寄った氷見海岸から見た海も空も、青く綺麗でした。
雲で立山連峰が見られなかったのは少し残念でしたが、また次回のお楽しみです。
その後、義実家に寄り、義両親の様子を確認。お元気でした。何よりです。いつも喜んで迎えて下さるので、ありがたいです。
来年の七回忌の相談と、夫の思い出話をしていたら思わず長居をしてしまいました。
「夫の小さい頃の写真をあまり見た事がない」
そんな私のひと言から、義母が写真を出して来てくれました。
小さい頃、勝手に父親の車を運転して田んぼに落ちたとか、色々とやんちゃだったエピソードや、恥ずかしがり屋で写真はいつもちょっと横向きで笑顔がないとか、義両親は写真を見ながら楽しそうに話してくれました。
写真の中には私と夫が隣で一緒に写っているものもありました。二人が同じ会社に同期として入社したばかりの、友人だった頃の写真です。
同期皆んな仲が良かったので、そんな写真があるのも不思議ではないし、私の元にも探せばあるのですが、二人が一緒に写っている事に義両親は少し驚いていましたし、私も感慨深く思いました。
結婚するなど夢にも思っていない頃の写真ですから。他の同期も一緒に沢山写っているのですが、今改めて見ると、不思議なご縁だなぁって感じたのです。
そしてもう一枚。
夫の笑顔の写真を見つけました。私の中には笑顔のイメージしかない夫ですが、そのイメージのまんまの写真。
写真って、いざ撮るよ!って時には笑顔も意外とすました感じになりがちで、普段通りの笑顔の物ってなかなかないです。
笑顔の人だったけど、亡くなって間もなく六年になりますから、流石にもうふわっとしたイメージでしか思い出せません。
そもそも私達夫婦は自分の写真を撮るのが好きではなかったので、結婚してからは笑顔の写真どころかお互いの写真もあまり撮っていませんでした。
だから、今回見つけた写真は思わぬプレゼントでした。
「ああそうだ。こんな笑顔だったな」って嬉しくなり、どうしても欲しくて義母に了承を得て持って帰ることにしました。
そんなこんなで、写真を見ながら義両親と思い出話をしていましたが、笑顔とともに少し感傷的になってしまい、涙が堪えられなくなりそうでした。
でも、こうしてお互いに思い出話ができるって悪くないなって、幸せな気持ちと写真を手にして帰路に着いたのです。